小布施堂本店の朱雀
もう何年か前に旅行した時のものなのですが、時期的に秋の味覚というところからいきたいと思います。
長野にある小布施堂。
小布施は、栗好きの聖地の一つです⭐️
ぶどうもりんごも、お蕎麦もあって、自然が綺麗だし長野は大好きな県です❤️
お目当ては、ネットでたまたま見つけた『朱雀』
初めは、どうせ食べれないんでしょー
と、ふてくされ気味に検索していたら、どうも乳製品も卵も入ってなさそうということが分かり!
Facebookでフォローしていたら、朱雀特別コースご予約開始なんて投稿があったのです!
迷った挙句、それにめがけて旅行を計画することにしたのです。
でも先ずは、ホテル取るより朱雀の予約 ♪♪♪
電話予約だけだったので、その時に卵・乳製品のアレルギーのことをおずおずとお話しすると、
対応してくれるというではないですかーー!!!
嬉しいT_T
和食のコースだったので、結構大丈夫そうではあったのですが、献立わからないし、茶碗蒸しとか出ると食べられないので一応聞いてみました。
朱雀のみの予約はできないようですが、せっかく小布施にまで行くのだから朱雀食べられないと行く意味ないし、確実に食べられるコースで頂くことにしました。
で当日、長野駅から電車に乗ると車窓からは、真っ赤なりんごが鈴なりのように実り、枝が重みでしなだれている風景が多くて、とても豊かさとありがたさを感じる風景も予想外にテンションが上がり、お腹空く風景この上なし⤴️⤴️⤴️
そして、小布施堂本店に行くまでに栗の誘惑が多いのなんのって。。。
でも、どうで食べられないので羨ましく横目で見ながら(ただの不審な視線だったかも)てくてく歩き、駅から10分もないくらいで小布施堂本店入店!!
胸は高鳴るばかりです💖
当日の献立はこちら。
上品なお出汁で、とても美味しい。
こんなの自分で作れたら、どんぶり一杯軽く食べられる。
逸る気持ちで思わず一口食べてしまってからの写真。(単に撮るの忘れてました)
栗のホクホク感もあるのに、葛餡のおかげでむさっぽくもなく、その混ざったねっとりした味わいがうまい具合に長く舌に旨みを留まらせて楽しませてくれます。葛餡の塩気が 栗の甘みを引き立てています。
中に何か入っていたけど、失念しました。
精進気味だったのが、ここで牛肉の登場。器まで熱々で牛肉も柔らかく火が入っているけど肉の旨味は抜けていない。色んな旨味と脂で幸せホルモン出まくり。とにかくお汁が美味しいー!!
最後には器を持って、恥じらいもなくお汁を飲み干してしまいました。
ちらっと店員さんの方を見てみたら、微笑まれてしまいちょっと恥ずかしかったけど、このお汁一滴でも残したら後悔するレベルだし、捨てられるなんて考えたらもたいなさすぎて、ズズズと抹茶のように飲んでしまいました。
ゆっくり食べたくても、美味しくて箸が止まらない。
そして、自分史上最高の
栗ごはん。
このいい塩梅、コメに入り込んだ旨味と甘み、ほんわか温かなお酒混じりの香り、一粒一粒立ってる。おこわのような強いモチモチ感でもないので、ふんわりしっとり。
そして、栗の大きさ!数!火の入り具合!
先に甘く栗を煮ていないので、自然な感じの栗のホクホク、ホロホロ食感。
だめだ!これは意識してゆっくり味合わないと、もったいなさすぎる!!
恍惚として箸を口に運びつつ、すぐに量的には現実に戻されるのです。
おかわりして食べたいくらいだが、今日の主役は『朱雀』
朱雀を思わず忘れてしまうほど、お料理に魅了される美味さ。
そして、食べ終わるとすぐに次を持ってきてくれるテンポの良い配膳、それによって一品一品良い温度。店員さんがちゃんと見ていてくれてる。回すのがうまいな。
恐るべし小布施堂。
デザートは、
あまり無花果好きではないのですが、ここで出されるものに不味いものはないと思えるほど洗脳されてしまった私の脳は食べることを指令する。(単なる貧乏根性ですけど)
お上品でさっぱりなのに絶妙な甘みはしっかりとしみている、ジューシーな無花果とゼリー。大人向きで美味しゅうございました。
もうここでお腹も心も大満足。品数と量が少ないかと思いきや、一品一品の満足度でそんな懸念は何処へやら。でも、男性には少ないかな。
どうしよう・・・・。まだアレがある。
でも、お料理のようにはすぐには出されなかったので、お茶飲みながらソワソワしていたら
真打登場!!
ソワソワしていたのも忘れ、テンション上がるビジュアル。お抹茶も嬉しい♬
食べ進めた断面
上のモンブランみたいな栗のそうめんみたいなものには甘みがほぼなく、ツナギも入っていないのです。
食べるのに時間がかかると水分が徐々に抜けていっているので、どんどんポロポロになっていきます。
中の栗餡が甘いので、ホロホロのそうめん状の栗と絡めて食していきます。
普通のモンブランみたいな粘りは全くないので、食べるときは注意が必要です。
栗餡美味しいけど、「これがほんまもんの栗なんじゃー」と自己主張激しい栗の香りと舌触りをさらに纏わせるそうめん状の栗。
最後にそうめん栗だけ食べると自己主張が結構辛いので、栗餡とのバランスが重要です。
美味しいけど、おいしいけど・・・もうちょい小さくても良いと思う。
先にお料理食べたのを抜きにしてもですよ。
スイーツって、ある程度美味しい余韻を残して、もっと食べたーいという欲と幸せに浸るという醍醐味もあると思うのですが、朱雀は最後のほう
ほぼ修行。
恐るべし、小布施堂。ぐぬぬ
栗剥く大変さ分かるから、手がかかっているの分かるから、少したりとも残すなんてできないのですよ。頑張って食べました。
でも、大満足の初小布施でした。
写真で見ても、卵、乳製品入っているものが無いの分かりますよね!?
特に体もアレルギー反応無しでした。
季節によって献立は変わるので、その都度問い合わせが必要ですが、店員さんたちの雰囲気も良いので聞きやすいです。
長野駅近くのデパ地下で、帰りの新幹線の中で食べようとこれ↓と、
他のお店の栗おこわをお土産で買って帰りました。
お土産と言いつつ、少し食べたかったもので。
これはこれでとても美味しいですが、何か感動が違う。
やっぱり恐るべし、小布施堂。
ちょっとお高いけど。
※アレルギー症状には個人差があるので、参考程度でお願いします。